9月13日、私こと「うえだみつお」は、23回目の結婚記念日を迎えました。
新たな門出にふさわしい日と考え、本日、「ボールペンで描く絵はがき作家」としてデビューします。
『LIFE SHIFT――100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン著)が 話題となったのは数年前のこと。
この1冊の本によって人々が自らの人生設計について考え直し始めた矢先、
新型コロナ・ウイルスのパンデミックによって、いきなり「先を見通せない時代」へと変わってしまいました。
予測されたことではありませんでした。
それでも、否応なく変わらなくてはならない日々へと追いやられてしまったのです。
そんななか、私はコロナ禍で見つけた「絵はがきを描くこと」をライフ・ワークにしたいとシフト・チェンジしました。
人生100年時代を見越して……ではなく、パンデミックで否応なく……でもなく、「いま、そうしたい」と望んだから――。
しかし、自分一人が 望めば叶うことではありませんでした。
SAMZとのご縁、多くの事象、そして、5月に死別した最愛の妻の後押しがありました。
さまざまな点が重なり合って決断できたことです。
この場を借りて、かかわってくださった大勢の方々に敬意を表し、深く感謝します。
はがきは日夜、送り主の思いをのせて運んでいます。
結婚前、妻に宛てて毎日のようにはがきを書いていた時期がありました。
その甲斐あってか妻と結婚できましたが、
その頃、書くことがなくて困ると、よく「気の利いた絵はがきでもあればな……」と思ったものでした。
あの頃の自分に手を差し伸べる気持ちで、思いを伝えたい“あなた”を心に浮かべながら、
これからも「絵はがき」を描いていきます。
うえだみつお
広島県廿日市市出身、広島県三次市三良坂町在住
1973年1月7日生まれ
山口芸術短期大学生活芸術科デザインコース修了
SAMZ Artist